日本には大学病院から地域密着型の個人診療まで大小様々な病院が存在します。病院によって行っている診療は異なりますが、診療科に関わらず必要となる職種が医療事務です。医療事務とはその名の通り、患者の応対や医療費の計算といった事務手続き全般を主な仕事としている職種になります。
医療事務の大きな特徴として挙げられるのが働きやすさです。医療関係というと仕事に合わせた資格の取得が義務付けられることが多い中で、国家資格に分類されない医療事務は特別な資格を必要としません。そのため、未経験のバイトという雇用形態で働いている人もたくさんいるのが特徴です。とはいえ、病院によっては即戦力を求めるケースも少なくないので、医療事務と呼ばれる資格を前以て取得しておくと年齢や経験を問わず採用されやすくなります。
医療事務には仕事を通して得られるメリットもいくつかあって、その一つが治療の優遇です。病院内という場所柄、患者の病気をうつされるなど一般の人に比べて体調不良になりやすいのは否めません。こうした理由から、多くの病院が無料の予防接種、病気になってしまった時に処方する薬を通常よりも安く購入できるといったサービスを取り入れています。
働く上で重要となる福利厚生面も充実していて、バイトでも平均1000円以上の高い時給が約束されているのはもちろん、各種保険も完備されてるのが魅力です。そのほかにも、暖かい夏など時期によっては暇になることもあるなど、休みが取りやすい点もメリットと言えます。